小児歯科
歯をまもり、正しく食べて、きれいに発音できるように、が目標です。さらに口元を美しくできれば最高です。砂糖を取りすぎないようにして小さいころから味覚を育て手づかみで前歯も奥歯も使って何でも楽しく食べられるようにすれば顎は正しく成長します。
小児歯科での最初はこどもとのお話しです。小児歯科は怖くありません。「ドキドキ、しらないところ」から「だいじょうぶ、ぜんぜん」になってもらえるようにしたいと思います。むし歯のないこどもには予防の方法をお話しし、むし歯ができてしまったこどもには、きちっと治します。こどもひとりひとりにあわせて治療方法を考えます。行動療法を駆使し、必要なら笑気吸入鎮静法を使います。笑気の悪影響はありません。抑制しての治療は99%ありません。ケガをしたとか腫れて痛みがありこどもの身に危険がある緊急の時にはやむを得ず抑制することもありますが非常にまれです。その後の心のケアもしていきますので心配いりません。
ところで歯医者に通うたびにむし歯ができていて治療していることはありませんか。正しい治療ができていないか、予防方法に間違いがあるのです。きちんと正しい治療が行われていれば3か月ごとにむし歯ができることはないと思います。
咬合成育って聞かれたことがありますか? 20年以上前の例ですが、
6才ごろ(1)は、むし歯もあって、歯並びもガタガタで舌を前に出していましたが、9才ごろ(2)は、むし歯予防が効果を表してきて、歯並びもきれいになってきています。12才ごろ(3)では、むし歯は一本もなくなり、歯並びもきれいになっています。
装置を使用した矯正治療はしていないのです‼
歯がすごく大きいとか、顎がすごく小さいとかありますので、みんながこのようになることはありませんが、むし歯予防についても、歯並びの成長にも、正しいことを知っていただいて正しく成長してもらうことが小児歯科専門医の目標です。
成長して変化するこどもたちの特性を理解して治療をしていきます。指しゃぶりがあるとか、「さしすせそ」が発音できないとか、ずっと口をあいているとか、お口のことで悩んでいることがあれば相談に来てください。